春の声が聞こえると登場し始める新たまねぎ。辛味が少なく、シャキシャキと食べやすいのでサラダにぴったりです。和風、洋風、エスニックと味わいごとに合うワインを楽しみましょう。
新たまねぎとワインの基本ペアリング
日本人にとって一番馴染みがあるのは、刻んだ新たまねぎにかつお節と醤油でいただく一番シンプルな和風のサラダでしょう。もちろんドレッシング(ソース)に使用するオイルや塩分、酸味、加えるトッピングや香辛料などで、いかようにもアレンジできます。
大切なのは、新たまねぎ特有のシャキシャキとした歯触りと甘みを消さないよう、濃い味わいや香りが強いワインを避けることです。ここでは、合わせるドレッシングごとに合うワインをご紹介します。
おかかと醤油の新たまねぎのサラダとワインのマリアージュ
オニオンスライスとか、新たまねぎのおかか和えなどとも呼ばれる、和風の新たまねぎサラダ。新たまねぎの季節には一度は食することでしょう。たまねぎの甘みを一番堪能できる食べ方です。マリアージュのポイントはかつお節の風味とお醤油やポン酢の味わいです。ベストマッチはロゼワインです。
韓国風塩と胡麻油の新たまねぎのサラダとワインのマリアージュ
こちらも間違いなくおいしい、塩と胡麻油で食べる韓国風の新たまねぎサラダ。好みでさらに胡麻を追加したり、桜エビやちぎった韓国海苔などをトッピングすればお酒のつまみとしても最高のアテになります。サラダの側にレモンを絞っても良いですが、すっきりと柑橘の風味や酸味もある白ワインを合わせれば爽やかに。また胡麻油の濃厚さを楽しみたい場合は、もう少しボリュームのある白ワインを合わせるのも良いでしょう。
さっぱりと食べたい場合は柑橘風味の白ワイン
胡麻油の風味を一緒に楽しむ場合は少しボリュームのある白ワイン
イタリアンやフレンチ風新たまねぎのサラダとワインのマリアージュ
オリーブオイルに塩こしょう、粒マスタードを合わせたフレンチドレッシングで味わう新たまねぎ。ハーブや刻んだオリーブ、アンチョビ、刻んだトマトなどを加えたら、そのままブルスケッタやカナッペとして、アペリティフやオードブルにも使えます。シンプルなたまねぎの味わいの上に、オリーブオイルの香りが加わるため、そのニュアンスを受け止めてくれる地中海沿岸の白ワインはいかがでしょう。アンチョビやトマトを加えれば、ロゼワインとの相性もとても良くなります。
シンプルなフレンチドレッシングなら酸味の強すぎない白ワイン
アンチョビやトマトを加えるならロゼワイン
春の楽しみの1つ新たまねぎ。まずはシャキシャキとした歯応えと甘みを存分に味わえる生の状態でサラダにして、美味しいワインと合わせてみてくださいね。
新たまねぎのサラダ × ワイン よくある質問
基本の方向性は?
仕立て(和・韓・洋)や加える具材で、白/ロゼ/泡を選び分けます。
おかか+醤油(和風)には?
例)ミネラル感のある白、ふくらみのある辛口白。
韓国風(塩+ごま油)の時は?
ごま油の香りも楽しむなら少しボリュームのある辛口白へ。
洋風(フレンチドレッシング)には?
ビネガーの酸を受け止めつつ、玉ねぎの甘みを消さないタイプを。
アンチョビやトマトを加えるなら?
料理の色調とも合い、野菜の甘みと調和します。
温度の目安は?
香りと質感を活かすため、キンキンに冷やしすぎないのがコツ。



























日仏の専門家によるボジョレーヌーヴォー2025のテイスティングコメント
テイスティングコメント全文はこちら