仔羊に香草を混ぜ合わせたパン粉をまとわせ、オーブンで焼き上げたフレンチの定番料理。赤ワインと合わせることが多いですが、ハーブの香りを感じられるコクのある白ワインもなかなかの相性です。
仔羊の香草パン粉焼きとワインの基本ペアリング
仔羊のもつ特有の香りを、タイムやオレガノといったハーブを加えたパン粉をまとわせることで和らげ、複雑な香りを楽しめる料理です。脂もしっかりと感じられ、見た目も味も豪華な一品で、ワインがどんどん進みます。
基本は赤身のお肉なので赤ワイン。中でもそれなりの重さがあり、果実味と酸味をあわせもつ赤がぴったりですが、白ワインが好きな人なら、香草パン粉に合わせてソーヴィニヨンブランなどはいかがでしょうか。
カレ・ダニョー・ペルシエとは
フレンチの仔羊料理では非常にポピュラーなカレ・ダニョー・ペルシエ。日本語にすると仔羊の香草パン粉焼きです。フレンチビストロ料理の定番で、いろいろなワインを合わせられます。
あばら骨付きのラム肉に、香草パン粉をすりこんで、フライパンやオーブンで焼き上げるお料理で、本場では8本のあばら骨ブロックをまとめて焼いてから切り分けますが、ラムチョップを使って簡単に少量でも美味しく作れます。香草パン粉がラム独特の風味にマッチし、香ばしい仕上がり。ほぼ100%赤身肉の柔らかさと表面のサクサクした食感も特徴です。
赤ワインと仔羊の香草パン粉焼きのマリアージュ
ラムには重めで果実味と酸味のあるワインが合います。滑らかなタンニンがラム独特の風味をやわらげ、程よい酸味がお肉の脂分を洗い流してくれます。また品種独特の青っぽさは、タイムやローズマリー等のハーブにマッチします。
白ワインと仔羊の香草パン粉焼きのマリアージュ
白ワインを合わせるなら、ソーヴィニオンブランはいかがでしょうか。ハーブのような清涼感が、ローズマリーやタイムの香りとも相性ピッタリです。パン粉の香ばしさに合わせて、樽香があるものもおすすめです。マスタードを添えれば、相性がアップします。
いかがでしたか。ラムチョップはスーパーでも手に入り、調理も意外と簡単。黒胡椒やマスタードのほか、柚子胡椒やバルサミコなどで味を変化させて、ワインとのマリアージュを楽しんでください。