オーガニックワイン専門店マヴィ

筍(たけのこ)のソテーとワインのマリアージュ

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春の楽しみの1つ筍。筍ごはんに若竹煮と和食の食べ方はもちろんのこと、シンプルなソテーも筍そのものの風味を堪能できてお勧めです。油を使うこともあり、ワインともよく合います。

筍のソテーとワインの基本ペアリング

旬の時期の筍は、掘り立てをすぐに下処理すれば刺身でも食べられますが、産地でない場合の生の筍は米糠と一緒にゆがく下処理がポイント。春の山菜同様にえぐみがあるのが特徴です。スライスして、オリーブオイルや植物油でそのままソテーしたり、軽く片栗粉をまぶしてソテーすればボリュームも加わります。塩で筍そのものの味わいを満喫するもよし、おかずになるように甘辛く照り焼きのように仕上げるのもよし。山椒や柚子胡椒を添えるとまた違った風味が加わるのでお勧めです。

シンプルに塩で味わうなら、余韻に少しビターな印象の残る白ワインはどうでしょう。筍のもつえぐみにも寄り添います。柚子胡椒や山椒など少しスパイスやアクセントがある味わいなら、まろやかなタイプの白ワインを合わせてみるのもいいですね。照り焼き風に仕上げるなら、軽めの赤ワインもお勧めです。渋みや果実味が主張すると筍の味わいを損なうので気をつけてください。

筍のソテーとワインのマリアージュ

オリーブオイルと塩の場合は余韻にビターな感覚が残る白ワイン

和のイメージの筍ですが、オリーブオイルとの相性も抜群。良い焼き色をつけて、美味しい塩をパラリと降るだけでご馳走に。心地よい酸味と軽く苦味を感じる余韻が筍とのえぐみを優しく覆ってくれます。

¥2,970(税込)
清涼感と高い表現力を持つ、爽快なソーヴィニヨン パッションフルーツ、グレープフルーツ、ハーブの香りが真っ直ぐ立ち上る、表現力に優れた一本。まろやかで持続性のある酸味と、清涼感のある苦みが調和した、フレッシュでドライなソーヴィニヨン・ブラン
¥3,630(税込)
パリの名店でもオンリスト、南仏の風、柑橘が香る辛口白 パイナップルや白い花、柑橘の香り。穏やかな酸にレモンピールの心地よい苦味は上品かつ清々しい。魚介はもちろん食前酒にも最適な、バランスの良いプロヴァンスの辛口白。

柚子胡椒や山椒などひと味加えるなら、まろやかな白ワイン

シンプルなソテーに山椒の粉を少し加えたり、柚子胡椒を添えたりすると香りや味わいに変化が現れます。スパイシーさを包むまろやかな印象を持つ白ワインはいかがでしょう。

¥5,280(税込)
これがアリゴテ?と思わず驚く味わい アリゴテ品種の酸味に樽熟成のまろやかさと奥深さが加わり、酸味とコクのバランスを楽しめる。 柑橘や蜂蜜の香り、滑らかな口当たりが魅力。魚介や前菜と相性抜群
¥3,630(税込)
マルケ州の土着品種「ピスティーロ」を使った白ワイン。 青りんごやパイナップルの香りに白い花のアロマも。 しっかりとした果実味とアロマを若々しい酸味が引き締め、味わいの発展が期待できるポテンシャルの高い1本。

照り焼き風の味付けなら軽めの赤ワイン

¥5,280(税込)
絹のような舌触り、透明感のあるアルザスのピノノワール 繊細で丁寧に仕上げられたアルザスのピノノワール。カシス、ラベンダー、ブルーベリーのフレッシュな香りに、驚くほどの透明感と絹のような舌触り。柔らかな味わいで、根菜や和食との相性も抜群

ボジョレー 赤 (熟成タイプ)

ビオディナミ農法のぶどうから造られた軽やかな赤ワインです。熟成によりヌーヴォーよりも落ち着いた仕上がりで、可愛らしい果実感がありながらもガメイの奥行きのある味わいを感じられるオーガニックワインです。 詳細はこちら

希望小売価格 3,245円(税込)

下処理の済んでいる筍をスライスして好みのオイルでソテーするだけ。シンプルな料理だからこそ、素材の筍のおいしさを存分に味わえます。シンプルな料理には、土づくりからぶどう栽培、醸造まで丁寧に混じりっ気なしに造られたオーガニックワインがピタリとはまります。素材を損ねることなく引き立てる、この季節ならではの最高のマリアージュをぜひ毎年楽しんでください。

筍の下処理はなぜ必要?

掘りたての筍はえぐみがほとんど無く、そのまま茹でるだけで美味しく食べられます。ところが時が経つにつれてえぐ味が増して不味くなってきます。これは筍にはちょっとえぐみのあるシュウ酸が含まれているのと、白い粒々状のチロシンというたんぱく質があり、このチロシンが収穫後に酸化してえぐみの強いホモゲンチジン酸に変化するためです。

スーパーに並ぶたけのこは収穫後数日経っていますから酸化が進み、このホモゲンチジン酸量が増えてえぐみが強いので、下処理でアク抜きが必要になります。

ここで登場するのが米ぬかです。米ぬかはアルカリ性でホモゲンチジン酸を中和してくれますし、米ぬかに含まれるカルシウムがシュウ酸に結合してシュウ酸カルシウムとなり茹で汁に溶け出します。茹で汁は捨てるので筍を食べても健康に害はなくなり、美味しく食べられるようになります。

筍(たけのこ)のソテー × ワイン よくある質問

基本の方向性は?
塩でシンプルに味わうなら余韻にわずかにビターが残る辛口白
柚子胡椒・山椒を添えるならまろやかなタイプの白
照り焼き風に仕上げるなら軽めの赤が目安です(渋み・濃い果実味は出し過ぎない)。
オリーブオイル+塩の時は?
良い焼き色の香ばしさと筍のえぐみに、軽い苦味を感じる辛口白が馴染みます。
柚子胡椒/山椒を使う場合は?
スパイシーさをやさしく包むまろやか系の辛口白が合います。
照り焼き風にするときの注意点は?
軽めの赤を選ぶのが前提。タンニンや果実味の“主張が強すぎる”赤は筍の風味を損ねやすいので控えめに。
料理がシンプルな理由と、ワイン選びの考え方は?
筍の下処理でえぐみを抑え、素材の持ち味を引き出すからこそ、混じり気のない丁寧な造りのワインがきれいに響きます。

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