新鮮なイカに粉、あるいは衣をつけてあげたカラマレスフリートス。日本ではイカリングと言うとフライが浮かびますが、こちらは同じイカリングでもフリットや天ぷらタイプです。地中海ではポピュラーな料理で、イタリアではカラマリフリッチとなります。ビールもワインも止まらなくなるおつまみの1つです。
カラマレスフリートス（イカリング）とワインの基本ペアリング
旨みのある海産物であるイカを油で揚げるという調理法から、合うワインは、すっきりとミネラル分も感じられる白ワインやスパークリングです。色味の薄いキリッと辛口のロゼワインも良い相性です。
バルの定番カラマレスフリートス
下処理した新鮮なイカを切り分け、小麦粉もしくはひよこ豆の粉とコーンスターチを混ぜた粉をまぶし、オリーブオイルで揚げたカラマレスフリートスのアンダルシア風。そして、小麦粉に卵と液体を混ぜた天ぷらのような衣をつけて揚げたローマ風（スペインの料理ですが、そう呼ぶそうです）。いずれもスペインのバルでは定番で、人気のメニュー。ビールやワイン片手に、シンプルに塩とレモンを絞って愉しまれています。
白ワインとカラマレスフリートスのマリアージュ
樽の効いた重いタイプでなければ、たいていの白ワインと美味しくいただけます。特に、地中海沿岸で造られた白ワインは、ベストマッチです。
スパークリングワインとカラマレスフリートスのマリアージュ
油っぽさを緩和し、イカの旨みを引き立ててくれるスパークリングワインは至高の組み合わせ。ついつい進んでしまう組み合わせです。芳醇なタイプより、さっぱりキリッとしたタイプが正解。
¥4,400（税込）
カヴァより上を目指した新組織「コルピナット」。地場品種使用と長期熟成を基盤に、カタルーニャ地方の最高品質を目指す。
長い熟成期間を経た複雑な味わいとまろやかな口当たりに、凝縮した果実味と細やかな泡が楽しめる満足度の高いスパークリング。
詳細はこちら SKU 66002
¥3,300（税込）
スパイスと熟成感が稀少な、食中にもピッタリの泡
蜂蜜に草木、ひのきといったスパイシーな要素と熟成香が心地よく混ざり合う稀少なスプマンテ。きめ細かい泡、バランス良い酸味と苦みが調和し、シャンパーニュを飲み飽きた人にもお勧めの1本
詳細はこちら SKU 53005
ロゼワインとカラマレスフリートスのマリアージュ
特に衣のついたフリットタイプのカラマレスフリートスや、そこに刻んだパセリやオレガノなどが加わるとさっぱりとした辛口ロゼとの相性もよくなります。
クラフトビールとカラマレスフリートスのマリアージュ
もちろんビールとの相性は言わずもがな。イカの旨みに負けないクラフトビールはお互いのおいしさをより味わえます。麦の美味しさが際立つブロンドがおすすめ。
カラマレスフリートス（イカリング） × ワイン よくある質問
基本の方向性は？
旨みのあるイカを油で揚げる料理には、すっきりしてミネラル感のある辛口白やスパークリングが基本。
色味の薄いキリッと辛口のロゼも好相性です。
色味の薄いキリッと辛口のロゼも好相性です。
アンダルシア風（粉のみで揚げる）には？
粉だけで軽く揚げるスタイルには、軽快でミネラル感のある白が◎。
揚げ物の油分をリセットできる辛口の泡も合います。
揚げ物の油分をリセットできる辛口の泡も合います。
ローマ風（衣あり）には？
卵入りの衣でボリュームが出る分、さっぱり辛口ロゼも選択肢に。
白なら重い樽感は避けて、フレッシュな辛口を。
白なら重い樽感は避けて、フレッシュな辛口を。
塩＋レモンで食べる時は？
レモンの酸に寄り添うシャープな辛口白やキリッとしたブリュットが相性良し。
どの産地の白が特に合う？
記事の推しは地中海沿岸産の白。海の旨みと好相性で、バル使いにも万能です。
泡・ロゼはいつ選ぶ？
油っぽさを和らげたい時は辛口スパークリング、衣やハーブが効く時は淡色辛口ロゼを。
日仏の専門家によるボジョレーヌーヴォー2025のテイスティングコメント
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