エビのすり身をパンに乗せたり、挟んだりしてカリッと揚げたエビ揚げパン。タイ料理店や居酒屋などで食べたことがある人もきっと多いはず。エビのプリッとした食感と揚げ物のボリューム感は白ワインやスパークリングワイン、ビールのお供にぴったりです。
目次
エビ揚げパン(ハトシ)とワインの基本ペアリング
アジア各地で見られる料理の1つ、エビの揚げパン。日本だと長崎県の郷土料理ハトシ(中国語のハートーシーが語源になっています)、タイではカノムパンナークン、韓国ならメンボシャがそれに当たります。国によって、使うハーブや味付けに違いがあったり、エビのすり身度合いに差がありますが、いずれもさっぱり、キリッとした白ワイン、スパークリングワイン、そして色も軽やかなロゼワインなら、油やエビとの相性も良く外れることはありません。
そしてもちろん、ビールとの相性も言わずもがな。ビールの場合もホワイトやブロンドといった軽めのタイプがお勧めです。
白ワインとエビ揚げパンのマリアージュ
樽がしっかり効いている重厚なタイプであったり、香りが華やかすぎるタイプの白ワインでなければ、難しいことを考えずにいろんな白ワインと合わせられます。油っぽさをさっぱりさせたいなら、キリッとした切れ味の良いタイプを、また逆に油のコクを包み込んでくれるような組み合わせを楽しみたいなら、少し複雑みや厚みのあるタイプを合わせてみましょう。
油っぽさをさっぱりさせる切れ味良いタイプなら
コクを一緒に楽しみたいなら
スパークリングワインとエビ揚げパンのマリアージュ
旨みのあるエビを使った揚げ物ということで、スパークリングワインともとても良い相性。こちらもシャンパーニュのようなボリューム感のあるスパークリングワインではなく、軽口のタイプがお勧めです。オードブルやアペリティフのような感覚でどうぞ。
ロゼワインとエビ揚げパンのマリアージュ
パクチーを効かせ、味付けにナンプラーを使ったタイ料理のエビ揚げパン、カノムパンナークンならロゼワインもお勧め。エスニックの風味とロゼワインは相性が良いのです。
クラフトビールとエビ揚げパンのマリアージュ
熱々のジュワッとカリッとを楽しめる揚げ物には、もちろんビールもよく合います。苦味の効いたIPAやさっぱり軽やかなホワイトエールがお勧め。
お酒と合わないはずがない料理の1つエビ揚げパン。エビの風味をかき消さないタイプのワインであれば、気楽に合わせられるメニューです。味付けによって、白ワインやスパークリングワイン、ロゼワインなどと合わせて楽しんでみてください。