きっと誰もが一度は耳にしたことのあるビーフストロガノフ。手早く作れてワインとも好相性のメニューです。
ビーフストロガノフとワインの基本ペアリング
牛肉には定番の赤ワイン。酸味を感じるトマトやマスタードも使用するので軽めの赤ワインがお勧めです。しっかり目の赤ワインなら、タンニンが少し滑らかに落ち着いたタイプが狙い目。白ワインなら果実味のある芳醇でコクのあるものが牛肉とクリームの濃厚さにも応えてくれるでしょう。
ビーフストロガノフとは|もっと詳しく
ビーフストロガノフは、細めに切った牛肉を炒め、生クリームとトマトペーストで軽く煮込んで仕上げる料理です。バターで炒めたたまねぎ、マッシュルームと風味づけにパプリカパウダーを使用しているのが特徴で、バターライスと合わせるのが定番。失敗しようのない簡潔さ、作り始めてから30分とかからずにできあがる手軽さも魅力です。
赤ワインとビーフストロガノフのマリアージュ
基本は軽めの赤ワイン
牛肉にわずかながらトマトとマスタードの酸味が加わり、濃厚な生クリームとパプリカのスパイス感が混在するこの料理には酸味も感じられる軽やかな赤ワインが最高の組み合わせ。牛肉や生クリームを重く感じることなく、料理もワインも進みます。
¥6,600(税込)
今も馬耕を続けるクリュボジョレーの畑が生む珠玉の赤
わずか3haの特級畑で育まれるガメイが紡ぐ宝物のようなワイン。柔らかな果実味とエレガントな酸、穏やかなタンニンが調和し、軽やかでありながら奥行きや深みのある味わい。和食にも寄り添う一本。
¥5,500(税込)
和を思わせる個性派ピノ・ノワール
ブルゴーニュのピノ・ノワールとしては少しユニークで、海苔や醤油、鰹節など和の食材を思わせる複雑な香りが印象的。しなやかな果実味と長い余韻を楽しめ、和食との相性も抜群の1本
¥3,960(税込)
フレッシュな果実味と樽熟成が奥深さを加える、エレガントな赤
チェリーやラズベリーのフレッシュな果実香に、樽熟成による紅茶やアーモンドのニュアンスが加わり複雑味を演出。溌剌とした酸味とのバランスも良く、飲み飽きないエレガントな赤ワイン
しっかり目の赤ワインもおすすめ
しっかりタイプの赤ワインももちろん牛肉との相性はピッタリ。クリームと合わせるには、タンニンが滑らかなものがよりしっくりきます。
¥3,960(税込)
13世紀の城塞で造る上品な複雑味と力強さを持つボルドー
13世紀建立の城砦で造られる、メルローをベースとしたボルドー赤 。カシスやスパイスの複雑な香りと力強い酸味、きめ細かく溶け込んだタンニンが調和した、重さと優しさのバランスが秀逸な一本
¥4,070(税込)
毎年違う品種と味わい。ユニークな無濾過赤。ブルーベリーやプラム、紫の花の香りにスパイスが加わった、甘酸っぱくジューシーな赤。ヴィンテージによって品種が変わるユニークな無濾過ワインはポップなラベルも魅力的
白ワインとビーフストロガノフのマリアージュ
白ワインと合わせたいときは、ぜひたっぷりとした芳醇なタイプを選んで。白ワインの爽やかさを発揮しつつも、しっかりとしたコクでクリームの美味しさが引き立ちます。
¥4,950(税込)
若くても熟成しても良い、コクのある上品なピノグリ
創業1620年のメイエー家が造るピノグリ。熟した金柑や紅茶を思わせる上品なアロマに、しっかりとしたボディとまろやかな口当たり。ほのかな甘みがあり、若飲みから熟成まで楽しめる一本
¥6,930(税込)
樽香と果実味が織りなす、王道のブルゴーニュ白 シャルドネの果実味と樽熟成によるふくよかなコクが魅力。柑橘や蜂蜜、バターのような風味が広がり、魚介や鶏肉のクリームソースとも好相性。リッチで滑らかな口当たりを楽しめる
いかがでしたか。濃厚な生クリームと牛肉やマッシュルーム、トマトの旨味が凝縮された手軽だけどとてもリッチなひと皿。その日の気分に合わせて赤も白もどちらのワインでも違った味わいが愉しめます。気楽に作れてご馳走にもなるビーフストロガノフとワインの組み合わせをどうぞ愉しんでくださいね。
ビーフストロガノフ × ワイン よくある質問
まず外さない基本は?
基本線は軽やかな赤。トマトやマスタードの酸味、生クリームのコク、パプリカの香りに寄り添いながら重くなりません。
しっかり目の赤を合わせるなら?
タンニンが滑らかに落ち着いたタイプを。牛肉の力強さには合いながら、クリームの口当たりも損ねません。
白ワインで合わせるコツは?
クリームの濃厚さに応える果実味のある芳醇な白が狙い目。コクがありつつ爽やかさも保てるタイプが◎。
“軽やかな赤”って具体的にどんなイメージ?
酸がきれいで重すぎない赤。牛肉+トマト由来の酸味と調和し、料理もワインも進むバランスです。
バターライス(定番の付け合わせ)との相性は?
バターのコクが加わるので、赤は軽やか〜中庸、白は芳醇系がより馴染みます。
日仏の専門家によるボジョレーヌーヴォー2025のテイスティングコメント
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