牛肉のしゃぶしゃぶに代わって、すっかり人気者になってきた豚しゃぶ。家庭でも気軽に作れる冬の定番鍋料理には、ぜひ白ワインやロゼワインを合わせて。
豚しゃぶとワインの基本ペアリング
牛肉よりもヘルシーで気軽に楽しめる豚しゃぶは、重い赤ワインよりもあっさりとした白ワインやロゼワインとマリアージュさせるのが基本です。またポン酢醤油かゴマダレか、付けダレによって大きく味が変わりますので、ワインペアリングではそれも考慮しましょう。
豚しゃぶとは
薄く切った豚肉を熱い出汁にさっとくぐらせて、ポン酢醤油や胡麻ダレでいただく鍋料理の1つ。
もともとは元帝国時代からの北京の名物料理「涮羊肉」（シュワンヤンロウ）。戦後日本に伝わり、本家は羊肉ですが、日本では敬遠されて牛肉に代えたのが始まりです。今では牛肉の他、豚肉や鯛等、色々なしゃぶしゃぶがあり、外食でもご家庭でも大人気のメニューとなっています。
柑橘系白ワインと豚しゃぶのマリアージュ
ポン酢醤油には柑橘系の白ワインが合います。綺麗な酸と豊かな果実味を併せ持つリースリングはいかがでしょう。しゃぶしゃぶは焼き目がないので、リースリングのような綺麗な酸と程よい果実味のワインが、豚肉本来の繊細な旨みを引き出してくれるでしょう。
¥4,950（税込）
骨太で洗練！比類なきアルザス産リースリング
創業1620年の名家メイエー家が造るリースリング。石油香、白い花、柑橘系の香りに、無駄のない洗練された酸味と重厚な味わいが特徴。際立つミネラル感と酸味のバランスが秀逸な一本
樽熟白ワインと豚しゃぶのマリアージュ
胡麻ダレには、程よい酸味とほのかに樽香を持つワインはいかがでしょうか。ワインのコクが胡麻の香ばしさを引き立ててくれます。
¥5,500（税込）
ジルベール＆ガイヤール2024金賞
2006年正式にオーガニック認証を取得して以来、最高の収穫を達成できた2023年。
若いシャルドネそのものを堪能できるようにステンレスタンクで醸造＆熟成。
素顔のシャルドネを存分に楽しめる1本。
ロゼワインと豚しゃぶのマリアージュ
ポン酢には醤油が含まれるので、ロゼワインも合います。ロゼワインのほのかな苦味がお料理全体の味わいを引き締めてくれるでしょう。
ポン酢醤油に合うロゼワインは胡麻ダレにも合います。胡麻のほのかな甘みとワインのほのかなタンニンが調和して、豚肉の美味しさがアップします。
¥3,520（税込）
シチリアの土着品種「ネロ ダヴォラ」単体で造ったロゼワイン。
甘酸っぱいスモモやアセロラを感じる香りに、しっかりとした酸味。
骨太のボディでお食事にも合わせやすい満足感のある味わい。
¥3,410（税込）
ラズベリーやクランベリーなど赤系果実の豊かな香りに凝縮した果実の風味が広がり、厚めのあるテクスチャーでしっかりとした飲みごたえ。料理との相性を重視して造られた「ガストロノミック・ロゼ」。
冷しゃぶに合うロゼワイン
また豚しゃぶといえば冷しゃぶも人気です。胡麻ダレをかけた冷しゃぶは、きりっと辛口のプロヴァンスロゼがベストマリアージュです。
¥3,630（税込）
南仏プロヴァンスで造られた、セザンヌの色彩が似合うロゼワイン。質の高いフレッシュなアロマ、綺麗な酸、なめらかで長い余韻。一切の無駄がなく洗練された味わいは、まるで一編の素敵な物語を読んだ後のような心地に。
スパークリングワインと豚しゃぶのマリアージュ
熱々のお鍋料理と冷えたスパークリングのペアリングもきれいに決まります。特にさっぱりしたポン酢醤油の付けダレには、シャンパーニュよりも爽やか系のクレマンやカヴァを合わせてみましょう。
¥5,280（税込）
シャンパーニュを超える？繊細な泡の辛口クレマン
創業1620年のメイエー家が造る、シャンパン製法の辛口スパークリング。ブリオッシュやリンゴ、ナシの香りに、繊細で綺麗な泡と真っ直ぐな酸味。爽やかさとふくよかさが秀逸。乾杯からメインまで幅広く楽しめる1本
¥3,630（税込）
気軽にリッチな味わい。食中も楽しめる優等生カヴァ
11ヶ月の瓶内熟成。リンゴ、ナシ、スパイスなどのグルメなアロマ。コクを感じさせる酸とほろ苦さがマッチし、切れの良いミネラル感とキメ細かい泡が食欲を増進させてくれるスパークリング
軽めの赤ワインと豚しゃぶのマリアージュ
豚しゃぶを赤ワインで楽しみたい場合は、重い樽熟ワインは避けて、ガメイなどのタンニンが少な目のものを合わせましょう。
¥4,620（税込）
ガメイの特徴が生きるように低温でじっくりと醸造し、無濾過で瓶詰。畑の特徴である花崗岩質由来のミネラル感が楽しめる、熟成タイプのボジョレー。ヌーヴォーだけではない、ガメイの魅力が体感できる1本。
¥6,600（税込）
今も馬耕を続けるクリュボジョレーの畑が生む珠玉の赤
わずか3haの特級畑で育まれるガメイが紡ぐ宝物のようなワイン。柔らかな果実味とエレガントな酸、穏やかなタンニンが調和し、軽やかでありながら奥行きや深みのある味わい。和食にも寄り添う一本。
幅広くマリアージュが楽しめる豚しゃぶ。人数が多い時はポン酢、ゴマダレの両方を用意してワインも2本開けて使い分けると、マリアージュの楽しみも倍増します。
田村安公式ブログ
お手軽な豚しゃぶにシュブランさんのオーガニックボジョレーヌーヴォーを合わせてみた。
何も食べなくてもワイン自体がすごく美味しいのだが、豚肩ロースに蓮根、長芋といった根菜類とシュブランさんの相性は抜群。
豚しゃぶ × ワイン｜よくある質問
基本の方向性は？
重い赤より、白・ロゼ・泡が土台。ポン酢か胡麻ダレかで選び分けます。
ポン酢醤油に合うのは？
柑橘系の辛口白（リースリング等）やプロヴァンス系ロゼ、爽快な泡が好相性。香りと酸で豚肉の繊細な旨みを引き出します。
胡麻ダレに合うのは？
ほのかな樽やコクのある白（シャルドネ系）にすると胡麻の香ばしさと調和。ロゼも両対応しやすい万能枠です。
冷しゃぶの場合は？
キレのある辛口ロゼ（例：プロヴァンス）や爽やかな泡。冷製の軽やかさに寄り添います。
赤を合わせたいときは？
タンニン控えめで軽やかな赤（ガメイ等）。樽強めの重厚赤は避けた方が無難です。
日仏の専門家によるボジョレーヌーヴォー2025のテイスティングコメント
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