イタリア料理を代表するパスタ、日本風のアレンジも定番となりました。和風パスタもソースの味付けを紐解けばワインとも良い相性になります。
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和風パスタもワインと合います
カルボナータやミートソースなどの本場のメニューに飽き足らず、和の食材で作る和風パスタももはや定番です。
パスタに合う和の食材は多く、ソースもオイル、バター、醤油、めんつゆ等色々選べるので、和風パスタのバリエーションは多種多彩。人気の和風パスタメニューにはどんなワインが合うでしょう。
和風ペペロンチーノ(オイルベースの和風パスタ)とワインのマリアージュ
オイル系パスタの王道といえば、にんにく・唐辛子・オリーブオイルで作られるペペロンチーノですが、具材に大葉、みょうが、ネギ等の香味野菜やきのこをたっぷり加えれば、和風ペペロンチーノのできあがり。
オリーブオイルの代わりにゴマ油を使うのもおすすめです。素材の味や香りをシンプルに楽しめるだけでなく、乳化によるオイリーで濃厚なソースが麺と一体化しているので、オイリーな白ワインとよく合います。香味野菜の風味にあわせて、ハーベシャスな白ワインもいいでしょう。
たらこや明太子のパスタ(バター風味の和風パスタ)とワインのマリアージュ
人気の和風パスタと言えば、たらこや明太子。バターとあえるだけで簡単にできあがり、優しい味わいのスパークリングやロゼスパークリングによく合います
魚卵系は赤ワインと合わせると生臭さを感じてしまい、通常はNGです。しかしバター風味パスタの場合、バターを絡めることで生臭さを抑え、旨みを引き出すマリアージュが可能です。
そこで、たらこや明太子のパスタの本命はスパイシーな赤ワイン! 焼きタラコや焼き明太子を使った場合はより赤ワインとの相性がさらにアップします。
出汁や醤油ベースの和風パスタとワインのマリアージュ
どんな具材を使っても、出汁やお醤油で味付けをすれば、和風パスタに仕上がります。仕上げにかつお節、海苔、胡麻、生姜等をのせれば、味わいも増して、ワインとも一層合います。
そんな香りを楽しむ和風パスタには、優しいロゼワインや酸味を抑えた白ワインがおすすめです。
かつお節の出汁を多めに使うと、渋味の強すぎない柔らか目の赤ワインも合うでしょう。樽熟した赤ワインは出汁や薬味と合わないので避けた方が無難です。
和風パスタに決まったレシピはなく、具材もソースも自由自在。マリアージュも自分流に試して、ぜひ新しい美味しさを発見してください。