串焼きは肉・魚介・野菜…様々な食材を串に刺し、炭火やガス火で炙った料理です。味付けもタレや塩のほか、ポン酢や自家製のソースなどバリエーション豊かなこの料理には、軽やかな微発泡ワインやロゼワインなどが好相性です。
串焼きとワインの基本ペアリング
食材も味付けもバリエーションが豊富なのが串焼きの特徴。白の微発泡ワインやロゼワインだと、全体的に外れることもなく、最初から最後まで楽しめます。
例えば海鮮を中心に食べる、焼き鳥のように肉類を中心に食べる、などがわかっている場合は、メインになる食材を意識してワインを選ぶと良いでしょう。味付けも塩やポン酢などさっぱりしたものが好きな方なら爽やかな白ワインとの組み合わせが良いですし、甘辛いタレの味の串を選ぶことの多い方なら、軽めの赤ワインも選択肢に入ってきます。
肉が中心の場合も、串焼きは炭火で炙っている分、脂肪分も適度に落ちて脂っぽさはあまり感じないことが多いので、樽香やタンニンの強い赤ワインだとワインの方が勝ってしまうので、優しめの赤ワインがおすすめです。
串焼きとは|もっと詳しく
日本人なら誰もが知る、串焼きの代表格が焼き鳥。それに付随して、最近ではさまざまな種類や部位の肉、魚介類、野菜、そしてアスパラベーコンのような、食材を組み合わせた串など選択肢が広がっています。お店によってはさまざまな工夫が凝らされた串もあり、特にお酒好きな人からは人気が高いメニューの1つです。
味付けも食材を活かして実にさまざま。シンプルに塩を振ったもの、塩にカレーや抹茶、ハーブやスパイスなどを混ぜ込んだもの、梅干しやレモンといった酸味、そして甘辛いタレが塗られているものや自家製の特別なソースが用意されていることもあります。テーブルで各自が好きなものをつけて食べられるのも串焼きの楽しみの1つです。
スパークリングワインと串焼きのマリアージュ
いろんな食材やいろんな味わいが登場する串焼きには、軽めのスパークリングワインがまさに最適。気楽に飲めて、いろんな串を楽しめます。
¥4,400(税込)
カヴァより上を目指した新組織「コルピナット」。地場品種使用と長期熟成を基盤に、カタルーニャ地方の最高品質を目指す。
長い熟成期間を経た複雑な味わいとまろやかな口当たりに、凝縮した果実味と細やかな泡が楽しめる満足度の高いスパークリング。
¥4,620(税込)
きめ細かな泡立ち。軽快さと飲みごたえを両立した微発泡白は、
レモンやライムの柑橘系、蜂蜜、トーストなどの複雑なアロマが広がる。非常に繊細な泡と、酸味・甘味・苦味のバランスが良く、ドライな味わいながら飲みごたえも楽しめる1本
¥3,300(税込)
スパイスと熟成感が稀少な、食中にもピッタリの泡
蜂蜜に草木、ひのきといったスパイシーな要素と熟成香が心地よく混ざり合う稀少なスプマンテ。きめ細かい泡、バランス良い酸味と苦みが調和し、シャンパーニュを飲み飽きた人にもお勧めの1本
ロゼワインと串焼きのマリアージュ
魚介から肉、野菜まで、塩でもタレでも受け止めてくれる強い味方がロゼワインです。家庭での食事にも合わせやすいので、好きなロゼワインが1本あるといろんな食事で重宝します。
¥2,750(税込)
南仏プロヴァンスで、有史以来一度も農薬をまいたことのない畑で造られたすっきりとした辛口のロゼワイン。爽やか摘みたての苺やハーブの香り、ほんのり感じる甘さとフレッシュな酸味のバランス、程よいボリューム感で様々な料理に合う万能選手。
¥2,695(税込)
アロマ、酸味、口当たりのバランスが秀逸!分かりやすい美味しさのフランス・ガスコーニュ産ロゼワイン。ワイン単体でも、料理と一緒でも、様々なシチュエーションで活躍してくれること間違いなし。
白ワインと串焼きのマリアージュ
今日は海鮮串焼き!とか、塩でさっぱりとした焼き鳥、などという日は、ぜひ爽やかでミネラル分のある白ワインを合わせてみてください。
¥5,060(税込)
キリっとした酸味が魅力のアリゴテの特徴を見事に出し切った逸品。
白い花々やかんきつのアロマにグルメな雰囲気を醸すクリーム系の香り。
50年の古樹が生み出す味わいの奥深さと力強さが表現された、ボリューミーな辛口白。
¥3,960(税込)
蜂蜜レモンのような、芳醇でグルメな辛口シュナンブラン。ハニーサックル、桃、ビスケット、蜂蜜などのリッチなアロマ。カテゴリーは辛口ながらシュナンブランの糖分も感じ、しっかりした酸味と甘味がボディに力強さを与える、贅沢な味わい
赤ワインと串焼きのマリアージュ
肉が中心だったり、甘辛い照り焼きのようなタレを中心に味わうなら、渋みの少ない赤ワインもお勧めです。
¥4,620(税込)
ラズベリージャムやスミレの瑞々しい果実のアロマが泡と共に立ち上る微発泡赤は元気の出る美味しさ。きめ細かな泡と溌剌とした酸味、ソフトなタンニンが絶妙なバランスのフレッシュで飲みやすい中口の赤ワイン。
¥3,300(税込)
重すぎず、親しみやすいキャンティを目指した1本。
プラムやダークチェリーの果実香に革製品を思わせるアロマも。
カシスや紅茶のニュアンスにフレッシュな酸味が加わり、ほど良いタンニンと溶け合ったバランス良い仕上がり。
会社帰りに、ちょっとした集まりに、気楽に飲むときの選択肢の1つに必ず上がると言っても過言ではない串焼き。ワインとの相性もとても良いので、食材や味付けのラインナップによって選んでみましょう。とにかくいろんなものを考えずに食べたい!という時は、ぜひ軽やかなスパークリングか辛口のロゼワインを試してくださいね。
串焼き × ワイン よくある質問
基本の方向性は?
食材も味付けも幅広いので、まずは軽やかな微発泡白や辛口ロゼが全体を通して外しにくい基本線です。
塩・ポン酢・さっぱり系には?
爽やかでミネラル感のある辛口白を。海鮮串や塩の焼き鳥など、素材の旨みをすっきり引き立てます。
甘辛ダレ中心の日は?
渋み控えめのやさしい赤が相性良好。タレの甘辛と果実味がなじみ、重すぎず楽しめます。
海鮮が多いラインナップの時は?
キレのある辛口白や軽やかなスパークリングを。香りや油分を爽やかにまとめます。
肉中心(焼き鳥・豚・牛)には?
脂は落ちるので重厚である必要はありません。やさしい赤(タンニン穏やか)や辛口ロゼがちょうど良いバランスです。
避けたいスタイルはある?
樽香や渋みが強すぎる赤は味わいの均衡を崩しやすいので控えめに。幅広い串を楽しむ日は、軽やかさを軸に選ぶと安心です。
日仏の専門家によるボジョレーヌーヴォー2025のテイスティングコメント
テイスティングコメント全文はこちら