日本では南蛮漬けというとイメージしやすいエスカベッシュ。冷たくても作りたてでも常温でもおいしく、ワインのお供にぴったりの惣菜です。
エスカベッシュとワインの基本ペアリング
酸味の効いた爽やかな味わいは、ワインとの相性抜群。赤ワインや樽を使っているワイン以外なら幅広く合うと言って良いでしょう。特に程よい酸味やミネラル感がある爽やかなワインが向いています。
スパークリングワインとエスカベッシュのマリアージュ
油で揚げたお魚には爽やかで華やかなスパークリングがぴったり。後味がすっきりとして美味しく食べ続けられるでしょう。
白ワインとエスカベッシュのマリアージュ
カラっと揚がったお魚にレモンを絞るように、柑橘系のミネラリーな白ワインがよく合います。甘酸っぱい味付けにはソーヴィニオンブランもおすすめです。
ロゼワインとエスカベッシュとワインのマリアージュ
お魚の旨みや苦味にはロゼもおすすめ。フレッシュでミネラリーなロゼが合うでしょう。味付けは甘さ控えめで。
エスカベッシュとは地中海の南蛮漬け
地中海料理のひとつであるエスカベッシュは、揚げ焼きした魚介をオリーブオイル、ビネガー、香辛料を効かせた漬け汁にマリネした前菜です。スペインやポルトガルの海岸のバルでは、ワインのおつまみとして必ず並んでいる人気のタパスですが、日本には戦国時代に伝わり、醤油や米酢が使われて「南蛮漬け」となりました。
冷やしてからいただくことが多いですが、温かいままでも美味しく食べられます。タイやサワラ等の白身魚、アジ、イワシ等の青魚等が合います。小アジやワカサギ等の小さい魚なら、ぜひ尾頭つきで。玉ねぎ、人参、セロリ等との相性もいいので、野菜もたっぷり摂れます。
- スペイン語:escabeche(エスカベーチェ)
- フランス語:escabèche(エスカベッシュ)
- ポルトガル語:escabeche (エスカベーチェ)
- イタリア語(ナポリ):scapece(スカペーチェ)
- イタリア語(ベネチア):carpione (カルピオーネ)
イタリアではスカペーチェとかカルピオーネなど地方ごとで呼び名が異なりますが、基本的には同じ料理で、白ワインやプロセッコによく合うアンティパスト(オードブル)です。
冷蔵庫で保存もできるので、作り置きのおかずや持ち寄りパーティーで重宝してくれます。色々な魚や野菜等、具材を変えて楽しんでください。
エスカベッシュ(南蛮漬け)× ワイン|よくある質問
基本の方向性は?
おすすめ品種・スタイルは?
魚の種類で変わる?(アジ・イワシ・白身など)
甘酢が強め・野菜多めなど、味の方向で調整は?
温度の目安は?(マヴィ推奨)
作り置き(翌日以降で酸とコクが増した場合)は?
前菜か主菜かで選び分けるなら?
主菜:具材量や油が増えるほど、ボディ中庸の辛口白/ロゼへ。























