グジェールはフランス ブルゴーニュ地方で生まれた、チーズ風味のシュー皮の定番おつまみ。程よい塩味とパクっとつまめる一口サイズで、ワインのおともにぴったりです。
目次
グジェールとワインの基本ペアリング
グジェールを構成する要素としては、バターと卵、チーズがベースです。その要素から、樽をかけた白ワインとのペアリングが基本です。また、アペリティフとしてスパークリングワインと楽しむのもおすすめです。ブルゴーニュやシャンパーニュのワインの蔵元を訪れて試飲をさせてもらうとグジェールをおつまみとして出してくれることも多く、それらのワインとの相性が良いことが伺えます。
グジェールはアレンジも簡単にできるので、それに応じて色々なマリアージュも楽しんでみましょう。
グジェールとは
シュー生地にたっぷりのチーズを混ぜ込み、一口サイズでオーブンで焼いたフランスの定番のアミューズ(食事前の最初のひと口として供される料理のこと)の1つです。日本ではフレンチレストランでお目にかかることが多いですが、フランスではもっぱらアペリティフのお供として登場します。
基本はチーズ味ですが、チーズをブルーチーズに変えたものや、刻んだベーコンやハムなどを加えたり、くるみやアーモンドを入れるなどアレンジしたグジェールも味わい深く、おつまみとしての楽しみが広がります。
グジェールと白ワインのマリアージュ
本場ブルゴーニュで家に招待されると、決まってグジェールがアペリティフとして出されます。もちろんブルゴーニュのシャルドネでペアリング。ソファーでのアペリティフが終わると、ボトルを持ってそのまま食卓へ移動して前菜に進めます。
グジェールとシャンパンのマリアージュ
レストランでの食事、アミューズブッシェでよく出されるグジェール。もちろんシャンパンとのペアリングがおすすめです。
シャンパンは瓶内二次発酵で造るため、ハーフボトルよりフルボトルの方が断然美味しいです。開けたボトルにコルクは挿せませんが、シャンパンストッパーという栓があれば数日間泡が持ちます。いいシャンパンだと翌日の方が美味しいことも多いので、家飲みならフルボトルシャンパンをおすすめします。
グジェールとクラフトビールのマリアージュ
しっかりとした味わいのクラフトビールならばグジェールとペアリングできます。あまり冷やさずにセラー温度の12~16℃位がおすすめです。
具材入りグジェールとワインのマリアージュ
生地に具材を加えたグジェールは、マリアージュの幅が広がります。相性のいい具材は、ベーコンやサラミ、アンチョビ、クルミ、それからブルーチーズも人気です。味わいにコクがでて、ロゼや軽めの赤ワインもぴったり。刻んだハーブや黒胡椒を生地に加えるだけでも、味の変化が楽しめます。
また、焼きあがったグジェールを半分にして具材をサンドすれば、見栄えもかわいい一皿ができあがります。はさむ具材は、生ハムやサーモン、ポテトサラダなどアイデアしだい。クリームチーズやサワークリームを添えれば、まとまりもでて食べやすく、さらに美味しくなるでしょう。濃い味わいの具材をはさんだとしても、サイズが一口大なので、やはり重めのワインははずして、白、ロゼ、軽め赤がぴったり合うでしょう。
いかがでしたか。ホームパーティやワイン会で喜ばれること間違いなしのグジェール。形が不揃いだったり、うまく膨らまなくても、サイズが小さいので気になりません。それでも心配な方は、最近は既製品も見かけるので、ぜひお試しください。