デパ地下やスーパーでも手軽に入手できるローストビーフ。赤ワインだけでなく、ロゼワインやスパークリングワインとも相性のいい、絶対ワインの欲しくなるメニューです。
目次
ローストビーフとワインの基本ペアリング
牛肉なので赤ワインを選んでおけばまずは安心。
添えられるソースによって和・洋・エスニックなど味わいが変わるため、それを意識してワインを選ぶとよりマリアージュの精度が上がります。またお肉自体の脂肪分の量によっても合わせたいワインは違ってきます。
ポン酢のような酸味も伴う和風のソースなら、同じくやや酸味も感じられる比較的軽めの赤ワインやしっかり目のロゼもおすすめ。脂肪分が多めの部位で、定番のグレービーソースで味わうならタンニンの存在感があるボディのしっかりした赤が良いでしょう。
ローストビーフとは|もっと詳しく
ローストビーフは本来、その名が示す通り牛肉のモモなど赤身部分の塊をオーブンでローストした料理で、ワインと最も相性の良い料理の1つです。かつてはレストランやホテルでの食事、あるいはデパ地下などで購入するのが一般的でしたが、近頃ではレシピサイトの充実も手伝って、本来のオーブンを使用した方法のほか、オーブンを所有していない人でも手軽に鍋やフライパンを使って自宅で美味しく作れるレシピも登場し、身近な料理になってきました。
赤ワインとローストビーフのマリアージュ
軽めの赤ワインとローストビーフの組み合わせ
赤身のローストビーフにお醤油ベースのソースや、シンプルにわさびと塩、マスタードなどで味わう時は、ワインが主張しすぎず、肉の旨味を引き立ててくれる比較的軽めの赤ワインが好相性。
しっかり目の赤ワインとローストビーフの組み合わせ
肉汁を煮詰め、小麦粉なども加えた濃厚なグレービーソースを添えたり、最後にバターを加えて仕上げる赤ワインソースなどで食べる場合、肉自体の脂肪分が多めの場合はタンニン分もしっかりした赤ワインがおすすめ。
果実味豊かな赤ワインとローストビーフの組み合わせ
玉ねぎの甘みを生かしたソースや、チェリーやブルーベリー、オレンジマーマレードなどの果実を生かしたソースでいただくローストビーフには果実味豊かな赤ワインも好相性。
ちょっと変化球も。ローストビーフに合うロゼワイン、スパークリングワイン
ローストビーフを冷製で前菜の1つとしていただく場合、しっかり目のロゼワインやスパークリングワインも見逃せません。
いかがでしたか。ローストビーフとひと口に言っても、ソースや提供される温度、肉に含まれる脂肪分などで印象が大きく変わるのがこの料理の特徴です。「牛肉=赤ワイン!」の方程式に、酸味・タンニン・果実味などの要素を少し考慮するだけでより精度の高い組み合わせが愉しめますよ。