魚に小麦粉をまぶしてバターで焼くムニエル。お魚とバターの風味とカリッとした食感にワインも進みます。
ムニエルとワインの基本ペアリング
ムニエルのカリッと焼けた皮目や、オイリーな旨みは、お魚料理の中でも特にワインとの相性は抜群です。ワインに合わせることで、より美味しさが深まります。白ワインなら比較的どんなタイプも合わせやすいですが、魚の種類やソース等、ちょっとした工夫でワインの幅も広がるでしょう。
ムニエルとは|もっと詳しく
フレンチの魚の調理法のひとつムニエル。魚に塩胡椒をして小麦粉をまぶし、バター(または油とバター)を入れたフライパンで両面が色づく程度に焼き上げる、オーガニックワインがよく合うお料理です。
舌平目やカレイ、鮭、鱈等の切り身がよく使われますが、鱒や鯵等の小さいお魚を使った尾頭付きの姿ムニエルも人気。またホタテ貝もムニエルにできます。
お皿に盛り付けたら、あつあつのバターソースをかけ、パセリやレモンを添えます。外はカリッと中はふんわり、美味しく焼き上げたムニエルは、普段の食事でも、あるいは豪華な一品としてもおすすめです。
樽熟成したワインとムニエルのマリアージュ
バターを使ったお料理やソースには樽熟成したワインが一番のおすすめ。バター等の乳製品の香りや樽熟成からくる上品なトースト香がぴったり合います。タルタルソースやホワイトソース(ベシャメルソース)、クリームソース等の場合も同様です。より上質な樽熟成ワインを合わせれば、お料理もワンランクアップしてくれます。
¥6,930(税込)
樽香と果実味が織りなす、王道のブルゴーニュ白 シャルドネの果実味と樽熟成によるふくよかなコクが魅力。柑橘や蜂蜜、バターのような風味が広がり、魚介や鶏肉のクリームソースとも好相性。リッチで滑らかな口当たりを楽しめる
¥6,930(税込)
ワイン会で人気者の極上ソーヴィニヨンブラン
10ヶ月樽熟成させたソーヴィニヨンブラン。トースト香にパッションフルーツやハーブの清涼感が調和。樽熟香と果実味のバランスが秀逸で、複雑味のあるしっかりとした味わいは肉にも負けない力強さ
果実味豊かな白ワインとムニエルのマリアージュ
バターソースにレモンを加えてレモンバターソースにするのと同じ発想で、果実味のしっかりしたワインを合わせれば比較的さっぱりいただけます。酸やミネラル感がありつつも骨太の辛口を選びましょう。
¥4,950(税込)
骨太で洗練!比類なきアルザス産リースリング
創業1620年の名家メイエー家が造るリースリング。石油香、白い花、柑橘系の香りに、無駄のない洗練された酸味と重厚な味わいが特徴。際立つミネラル感と酸味のバランスが秀逸な一本
¥4,950(税込)
若くても熟成しても良い、コクのある上品なピノグリ
創業1620年のメイエー家が造るピノグリ。熟した金柑や紅茶を思わせる上品なアロマに、しっかりとしたボディとまろやかな口当たり。ほのかな甘みがあり、若飲みから熟成まで楽しめる一本
¥3,960(税込)
海辺のような清涼感。生牡蠣と合わせたい辛口白
海辺にいるような清涼感を持つ、さっぱりとした辛口白。グレープフルーツやパイナップルのアロマに潮風のようなミネラル感が加わり、しっかりとした酸味が魚介類、特に生牡蠣との相性が抜群
ロゼワインとムニエルのマリアージュ
ムニエルは色々な白身魚が使われますが、鮭をチョイスすれば、色味をあわせてロゼワインも合います。あるいは、ベースのバターソースにお醤油を加えたバター醤油ソースもロゼワインによく合います。おしょうゆの代わりにバルサミコ酢を加えてみるのもいいでしょう。
¥3,630(税込)
色合いから余韻まで、1つの物語のようなロゼ
南仏プロヴァンスで造られた、セザンヌの色彩が似合うロゼ。質の高いフレッシュなアロマ、綺麗な酸、なめらかで長い余韻。無駄がなく洗練された味わいは、まるで一編の素敵な物語を読んだ後のような心地に
¥3,520(税込)
シチリアの土着品種「ネロ ダヴォラ」単体で造ったロゼワイン。
甘酸っぱいスモモやアセロラを感じる香りに、しっかりとした酸味。
骨太のボディでお食事にも合わせやすい満足感のある味わい。
いかがでしたか。お魚の種類やソースによって色々な楽しみ方があります。炒めた後のバターやオイルを使ってソースを作るのもよし、別で用意するのもよし。繊細なソースに仕上がったなら、ぜひ上質なワインを合わせてみてください。
ムニエル × ワイン よくある質問
まず外さない基本は?
小麦粉をまぶしてバターで香ばしく焼くムニエルは辛口白が基軸。魚種やソース次第で
樽熟成白/果実味しっかり白/ロゼに広げます。
樽熟成の白が合う理由は?
バターやホワイトソースの乳製品様のコクと、樽から来る上品なトースト香がシンクロ。
タルタルやクリーム系にも最適です。
さっぱり食べたい時は?(レモンバター発想)
果実味しっかりで酸とミネラルのある辛口白へ。レモンを添えるのと同じ感覚で後味が軽やかに。
ロゼの出番は?(鮭/バター醤油/バルサミコ)
鮭のムニエルは色味も合う辛口ロゼが好相性。バター醤油やバルサミコ仕立てもロゼが受け止めます。
魚の種類で選び分けはある?
舌平目・カレイ・鱈・鱒・鯵・ホタテなど幅広くOK。繊細系は樽控えめ/ミネラル感ある白、コクが出る魚やソースには樽白も◎。
温度の目安は?(マヴィ推奨)
白 10–12℃/ロゼ 10–12℃。冷やし過ぎは風味が痩せるため、香りが立つ“やや高め”を基本に。