鶏肉を細切りにして、胡麻を使ったタレで和えた四川の料理バンバンジー。さっぱりと冷たく、ワインにもビールにもよく合います。
目次
バンバンジーとワインの基本ペアリング
鶏肉は淡泊な白身なので、白ワインがよく合いますが、コクのあるタレに合わせて、ロゼワインや軽めの赤ワイン、ビールともペアリングできます。冷菜としていただく場合は、重すぎないワインがいいでしょう。
バンバンジー(棒棒鶏)とは
蒸すまたは茹でた鶏肉を細切りにして、すり胡麻に醤油、ラー油、酢等を合わせたタレで和えた四川料理です。漢字の棒棒鶏は、鶏肉を棒で叩いて柔らかくしていたのが由来です。本場中国では芝麻醤(チーマージャン)がベースに使われます。
淡白な鶏肉に濃厚な胡麻ダレが相性抜群、ラー油の辛さは多少ありますが、胡麻の風味が豊かで優しい味わい。家庭でもよく作られる人気の中華料理です。
ビールとバンバンジーのマリアージュ
胡麻ダレのピリ辛さはビールにぴったり。胡麻ダレの絡んだキュウリやトマト等の生野菜も、ビールがすすみます。
オーガニッククラフトビールは、原料の麦芽にこだわり、シャンパンのように瓶内二次発酵で泡を作り、無濾過瓶詰め。大手メーカーの工場製ビールとは全くの別物です。冷やしすぎないほうが、マリアージュの醍醐味をより楽しめます。
一般的なバンバンジーや野菜多めのバンバンジーにはさわやかなタイプのブロンドビール、しっかりした味付けにはアンバービールがおすすめです。
白ワインとバンバンジーのマリアージュ
淡泊な鶏肉には白ワインが合います。野菜多めのバンバンジーならソーヴィニオンブランのような爽やかな白ワインが合い、胡麻ダレのリッチでオイリーな風味にはふくよかな白ワインが合います。タレの香ばしい香りは白ワインの木樽の香りとも同調して、引き立てあうでしょう。
ロゼワインとバンバンジーのマリアージュ
ロゼワインもよく合います。ロゼワインの微かなタンニンが淡泊な鶏肉、濃厚なタレ、シャキっとした野菜をうまくまとめてくれます。特にスパイシーさのあるロゼは、生姜やネギ等の香味野菜たっぷりのタレにも相性抜群です。
赤ワインとバンバンジーのマリアージュ
赤ワインの場合は、タレに味噌や黒酢を入れたり、よりスパイシーに仕上げたり、少しパンチのあるバンバンジーにマッチします。重すぎない、スパイシーな赤ワインはいかがでしょうか。
いかがでしたか。タレをアレンジして、色々なワインを合わせてみてください。作り置きもできるので、ワインのおつまみにおすすめの一品です。