クリスマスの食卓に欠かせないローストチキン。シンプルに鶏肉の旨味を味わうシンプルタイプから、中に詰める食材、ソースなどによってバリエーションも豊かで、いろいろなワインと合わせて愉しめます。
目次
ローストチキンとワインの基本ペアリング
基本的には、ローストチキンにはロゼワインが一押しです。また部位や味付けにもよりますが、爽やかな白から少しコクのある白ワイン、軽めの赤ワインも合わせられます。
脂肪分の少ない胸肉の場合、フレッシュで爽やかな白や太陽の元で飲みたくなるような軽やかなロゼ。皮ごとパリッと焼いたもも肉の場合は、コクのある白や軽めの赤ワインがよりピッタリと寄り添います。
また、照り焼きのような味付けだったり、濃いめの味付けのソースの場合は、コクのあるロゼや軽めの赤がしっくりくるでしょう。
ローストチキンとは|もっと詳しく
本来のローストチキンは、鶏肉を丸ごと1羽オーブンでじっくり焼いたものです。中に栗や米、レモン、その他野菜やハーブなどを詰めて焼くこともあり、そうすると風味が鶏肉に移ってワインの相性を拡げることができます。
味付けもシンプルに塩こしょうから、焼き汁を活用してワインやバターなどを加えて作ったソース、あるいはハーブやスパイス、その他調味料を使って別にソースを用意する場合もあります。事前に蜂蜜やマスタード、ハーブやスパイスなどを使って下味をつけてから焼くスタイルもあります。
家庭の食卓では、骨つきもも肉を焼いたものを手軽に楽しむこともあります。また店で入手できる調理済みのローストチキンは、日本では照り焼きのような味付けがされていることも多く、ちょっと濃い目のワイン向けです。
白ワインとローストチキンのマリアージュ
上質な若鶏をシンプルに塩こしょうだけで焼き上げたローストチキン。自然海塩や藻塩、岩塩などと共にジューシーな鶏の旨味を引き立ててくれる、爽やかな白ワインと合わせてみましょう。
ロゼワインとローストチキンのマリアージュ
丸鶏のローストチキンにも、骨つきもも肉のローストにも、またさっぱりと塩味でも、少し濃厚なソースでも、幅広い味わいをしっかりと支えてくれるのがロゼワインの醍醐味です。さっぱり味の場合は、さわやか系のロゼ、濃厚な味付けの場合はコクのあるロゼを選ぶのがポイントです。
さっぱり味におすすめのロゼワイン
濃厚味におすすめのロゼワイン
わいわい集まるパーティーには、たっぷりと飲めるこんな1Lタイプはいかがでしょう。
赤ワインとローストチキンのマリアージュ
「やっぱり赤ワインが飲みたい!」という方、ローストチキンに合う赤ワインもあります。
冬の脂肪分も蓄えたもも肉のローストや、焼き汁とバターなどを使った濃厚なソース、チーズを使ったソースなど、鶏肉の旨味に加えて脂肪分やソースの旨味も加わる場合も、軽めの赤がいい塩梅で鶏肉の美味しさを引き立てます。
樽を使った重口赤ワインは、白い鶏肉の淡い味わいに勝ってしまうため、避けた方が無難です。
スパークリングワインとローストチキンのマリアージュ
ご馳走にはぜひスパークリングを合わせたい!そういう方も多いでしょう。気軽に楽しめるカヴァやスプマンテとローストチキンはとても良い相性です。
パーティーシーズンやご馳走の際に登場するローストチキン。
白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン、スパークリングワイン、それぞれローストチキンに合うラインナップがあります。
集まるメンバーやローストチキン以外のメニューなども考慮してワインをセレクトするとより一層美味しく、楽しく味わえること請け合いです。
ジューシーで鶏肉の旨味を引き立てるワインとの組み合わせをぜひ楽しんでくださいね。