白身ながら歯ごたえや旨みがあり、おめでたい席には欠かせない鯛。春の「桜鯛」、夏の「麦わら鯛」、秋の「もみじ鯛」と何回も美味しい旬が巡ってきます。グリルした鯛を白身の美味しさを引き立てるバジルやパセリのソースでいただくこの料理には地中海の白ワインがよく合います。
目次
鯛のバジルソースとワインの基本ペアリング
鯛1匹まるごとの尾頭付きでも、切り身でも、軽く塩をして焼き、バジルソースを添えたシンプルなお料理。ワインとのペアリングのポイントは旨みのある白身の鯛の香りと、刻んだバジルの強い香り、オリーブオイルとニンニクです。これにピッタリ合うのは、なんと言っても地中海沿岸で造られる白ワインやロゼワインでしょう。
またソースにパセリ、タイム、セージなどのフレッシュハーブを加えると、ハーブの香りを感じるソーヴィニヨンブラン、キリッとした酸味やミネラル感が豊富なブルゴーニュ地方のアリゴテなども好相性です。
鯛のバジルソースと白ワインのマリアージュ
鯛のバジルソースとワインのペアリングでおすすめの白ワインをタイプ別にご紹介します。
まずは地中海の白ワインを
グリルした鯛にオリーブオイル、バジルとくれば地中海の白ワインがぴたりとはまります。
ハーブやミネラル感のある白ワインもおすすめ
鯛とハーブとワインのペアリングということで、ミネラル感やハーブを思わせる香りの白ワインもよいでしょう。
鯛のバジルソースとロゼワインのマリアージュ
バジルソースのレシピには、ガーリックを加えることも多いです。この場合は、ロゼワインとの相性がとてもよくなります。鯛の繊細さを損なわないように、色が薄めのさっぱり辛口ロゼを合わせてみて。
鯛のバジル(ハーブ)ソースのレシピ
材料(鯛の大きさによって2〜4人分)
- 鯛尾頭つき 1匹(切り身でもOK。その場合は手順3から)
- フレッシュバジル たっぷり(お好みでバジルをパセリ、タイム、セージなどに変えたり、複数混ぜてもOK)
- オリーブオイル 適宜(大さじ4杯程度)
- 自然海塩 お好みの量
- お好みでにんにく1片
鯛のバジル(ハーブ)ソースの作り方
- 鯛はうろこを取って、内臓を取り出す。
- 周りに軽く塩をし、内臓部分を取り出した内側にも塩をしておく。またこの中に用意したハーブの半量をたっぷりと詰め込む。
- オリーブオイル(分量外)を軽く引いたフライパンに入れ、蓋をして中火でしっかり火を入れたあと、ひっくり返して逆の面にも焼き色がつくまで焼く。
- 焼いている間にオリーブオイル、刻んだバジルの葉、塩、好みでにんにくのみじん切りを混ぜてソースをつくる。
- 焼きあがったらお皿に盛り、取り分けて、4のソースをかけて召し上がれ。付け合わせには茹でるかローストしたじゃがいもがよく合います。
** 魚をキッチンで焼きたくない方には酒蒸しされることをおすすめします。
鯛は白身で老若男女誰でも食べやすく喜ばれる魚です。塩焼きや煮付けとは少し違った食べ方で、相性抜群のワインと合わせて季節の食卓を楽しんでくださいね。