白子ポン酢にカリッとソテー、天ぷら、鍋、グラタン、パスタ。和洋ともに使える冬のご馳走である白子には、素材の濃厚さに合わせて、ボリュームのある白ワインをベースに合わせると美味しくいただけます。
白子とワインの基本ペアリング
クリーミーで濃厚な白子は、湯引きしてポン酢で食べるのが定番ですが、軽く小麦粉をはたいて表面をカリッとさせるようにオイルやバターでソテーしたり、天ぷらにして食感の対比を楽しむ食べ方や、クリーミーさを生かしてグラタンやパスタにしたりと、調理の幅も広がっていて、ワインとも良い相性です。
ワインと合わせる際は、白子の濃厚なクリーミーさを考慮して、基本的にある程度厚みのある白ワインやスパークリングワインがおすすめです。
白子とは
冬の日本の食卓を彩るご馳走の1つ白子は、魚の精巣です。一般的にお店で販売されていたり、飲食店などで提供されるのは真鱈の白子ですが、フグやアンコウの白子も、産地や高級料理店などでは登場することもあります。
かつては、湯引きしてポン酢で食べたり、鱈ちり(鍋)で鍋料理として食べることが一般的でしたが、近年では表面をカリッと焼いたソテーやグラタン、パスタにソースのように絡ませる調理法も人気になっています。日本では、フレンチレストランやイタリアンなどでも冬の食材の1つとして、提供されることも普通になってきており、ワインとのマリアージュも楽しまれています。
白子ポン酢や白子鍋とワインのマリアージュ
白子自体は濃厚でも、ポン酢でさっぱりといただく料理のため、酸味もしっかり感じられる白ワインを選びましょう。
白子のソテーや天ぷらとワインのマリアージュ
外側のカリッとした衣の食感と中から溢れるクリーミーな白子。油分も感じてボリュームのあるこの料理には、スパークリングワインや、厚みがあり、果実味や酸味のバランスの良い白ワインをどうぞ。
贅沢さを極めるなら、ぜひ芳醇なシャンパーニュとともに。
白ワインならふくよかさと爽やかさをあわせもつタイプがおすすめ。
白子のパスタやグラタンとワインのマリアージュ
白子のクリーミーさを生かしてソースのように絡めたパスタや、濃厚な白子にベシャメル(ホワイト)ソースにたっぷりチーズも載せて焼いた熱々のグラタンも、寒い冬にはまさにご馳走ですね。味噌を隠し味にするなど、少し和の要素も持ち合わせたこの料理には辛口でありながらまろやかさのある白ワインはいかがでしょう。
冬のご馳走である白子は、ボリュームのある味わいと食感でワインとの相性も抜群。ぜひ白子のおいしさを引き立てる白ワインやスパークリングワインと合わせて至福のひと時を味わってください。