ぶつ切りにした生の白身魚をレモンなど柑橘の果汁、たまねぎなどと共に和えたペルー生まれの生魚のマリネ、セビーチェ。爽やかな白ワインとの相性が抜群です。
セビーチェとワインの基本ペアリング
この料理の基本材料は、白身を中心とした生の魚、レモンやライムといった柑橘の果汁、生のたまねぎです。好みに応じて、唐辛子やニンニク、パクチー(香菜)を加えます。アレンジで、生のホタテ、ゆでたタコやイカ、エビなどを使って作ることもできます。
柑橘の酸味と生の魚を考慮して、レモンのような爽やかな白ワイン、スパークリングワインとの相性が抜群です。タコやイカ、エビなどを使って、ニンニクなども使う場合はロゼワインとも合います。本来はオイルを加えませんが、オリーブオイルを少し足すとよりワインが進むでしょう。
セビーチェとは
ペルーの国民食とも言える料理で、南米全般に広がっているセビーチェ(セビチェ)。新鮮な白身の魚をひと口サイズにカットして、薄切りにしたたまねぎ、レモンなどの柑橘の果汁と塩で和えたシンプルな料理です。レモンやライムの酸味で酢締めをした魚と同じような状態になります。そこに好みで生の唐辛子やニンニク、パクチーなどを追加することで、さらに香りや刺激が加わります。
材料さえ揃えればあっという間に一品できてしまうので、パーティなど品数を用意する必要がある際の前菜やおつまみにもぴったりです。お刺身用の柵や刺身としてカットされている魚を買ってくれば、玉ねぎを刻んでレモンを絞るだけ。失敗知らずで、食卓も賑わうメニューです。
白ワインとセビーチェのマリアージュ
オーソドックスなセビーチェには、柑橘のような酸味の白ワインがぴったりです。
スパークリングワインとセビーチェのマリアージュ
魚介をレモンでマリネしたセビーチェには、微発泡や気軽に飲めるスパークリングワインもよく合います。
ロゼワインとセビーチェのマリアージュ
生の白身魚ではなく、タコやイカ、エビなどを使い、ニンニクやハーブも加えたタイプのセビーチェならキリッと辛口のロゼワインもよいでしょう。少しオリーブオイルを垂らすと文句なしの組み合わせになります。
思いついたら、材料さえ準備すれば10分もかからずに完成してしまう超お手軽なセビーチェ。簡単で華やかなのでパーティの一品としてもぴったりです。柑橘を思わせる香りの爽やかな白ワインや、スパークリングワインとぜひ試してみてください。少しオイルを追加すると特にワインとのマリアージュがスムーズになりますよ。