ぶつ切りにした生の白身魚をレモンなど柑橘の果汁、たまねぎなどと共に和えたペルー生まれの生魚のマリネ、セビーチェ。爽やかな白ワインとの相性が抜群です。
セビーチェとワインの基本ペアリング
この料理の基本材料は、白身を中心とした生の魚、レモンやライムといった柑橘の果汁、生のたまねぎです。好みに応じて、唐辛子やニンニク、パクチー(香菜)を加えます。アレンジで、生のホタテ、ゆでたタコやイカ、エビなどを使って作ることもできます。
柑橘の酸味と生の魚を考慮して、レモンのような爽やかな白ワイン、スパークリングワインとの相性が抜群です。タコやイカ、エビなどを使って、ニンニクなども使う場合はロゼワインとも合います。本来はオイルを加えませんが、オリーブオイルを少し足すとよりワインが進むでしょう。
セビーチェとは
ペルーの国民食とも言える料理で、南米全般に広がっているセビーチェ(セビチェ)。新鮮な白身の魚をひと口サイズにカットして、薄切りにしたたまねぎ、レモンなどの柑橘の果汁と塩で和えたシンプルな料理です。レモンやライムの酸味で酢締めをした魚と同じような状態になります。そこに好みで生の唐辛子やニンニク、パクチーなどを追加することで、さらに香りや刺激が加わります。
材料さえ揃えればあっという間に一品できてしまうので、パーティなど品数を用意する必要がある際の前菜やおつまみにもぴったりです。お刺身用の柵や刺身としてカットされている魚を買ってくれば、玉ねぎを刻んでレモンを絞るだけ。失敗知らずで、食卓も賑わうメニューです。
白ワインとセビーチェのマリアージュ
オーソドックスなセビーチェには、柑橘のような酸味の白ワインがぴったりです。
¥3,960(税込)
蜂蜜レモンのような、芳醇でグルメな辛口シュナンブラン。ハニーサックル、桃、ビスケット、蜂蜜などのリッチなアロマ。カテゴリーは辛口ながらシュナンブランの糖分も感じ、しっかりした酸味と甘味がボディに力強さを与える、贅沢な味わい
¥3,630(税込)
パリの名店でもオンリスト、南仏の風、柑橘が香る辛口白はパイナップルや白い花、柑橘の香り。穏やかな酸にレモンピールの心地よい苦味が上品かつ清々しい。魚介はもちろん食前酒にも最適な、バランスの良いプロヴァンスの辛口白。
¥5,060(税込)
キリっとした酸味が魅力のアリゴテの特徴を見事に出し切った逸品。
白い花々やかんきつのアロマにグルメな雰囲気を醸すクリーム系の香り。
50年の古樹が生み出す味わいの奥深さと力強さが表現された、ボリューミーな辛口白。
スパークリングワインとセビーチェのマリアージュ
魚介をレモンでマリネしたセビーチェには、微発泡や気軽に飲めるスパークリングワインもよく合います。
¥4,620(税込)
きめ細かな泡立ち。軽快さと飲みごたえを両立した微発泡白は、
レモンやライムの柑橘系、蜂蜜、トーストなどの複雑なアロマが広がる。非常に繊細な泡と、酸味・甘味・苦味のバランスが良く、ドライな味わいながら飲みごたえも楽しめる1本
¥3,300(税込)
スパイスと熟成感が稀少な、食中にもピッタリの泡
蜂蜜に草木、ひのきといったスパイシーな要素と熟成香が心地よく混ざり合う稀少なスプマンテ。きめ細かい泡、バランス良い酸味と苦みが調和し、シャンパーニュを飲み飽きた人にもお勧めの1本
¥5,720(税込)
SO2無添加。泡と酸の見事なコンビネーション
SO2無添加の辛口スパークリング。香ばしいアロマとフランボワーズ、レモンの香りが調和。芯の通った酸味と泡のインパクトが強く、飲みごたえのあるクリアな味わい
ロゼワインとセビーチェのマリアージュ
生の白身魚ではなく、タコやイカ、エビなどを使い、ニンニクやハーブも加えたタイプのセビーチェならキリッと辛口のロゼワインもよいでしょう。少しオリーブオイルを垂らすと文句なしの組み合わせになります。
¥2,695(税込)
アロマ、酸味、口当たりのバランスが秀逸!分かりやすい美味しさのフランス・ガスコーニュ産ロゼワイン。ワイン単体でも、料理と一緒でも、様々なシチュエーションで活躍してくれること間違いなし。
¥2,750(税込)
南仏プロヴァンスで、有史以来一度も農薬をまいたことのない畑で造られたすっきりとした辛口のロゼワイン。爽やか摘みたての苺やハーブの香り、ほんのり感じる甘さとフレッシュな酸味のバランス、程よいボリューム感で様々な料理に合う万能選手。
思いついたら、材料さえ準備すれば10分もかからずに完成してしまう超お手軽なセビーチェ。簡単で華やかなのでパーティの一品としてもぴったりです。柑橘を思わせる香りの爽やかな白ワインや、スパークリングワインとぜひ試してみてください。少しオイルを追加すると特にワインとのマリアージュがスムーズになりますよ。
セビーチェ × ワイン よくある質問
基本の方向性は?
白身魚・柑橘・玉ねぎの爽やかさに寄り添うミネラル感のある辛口白や
辛口スパークリングが土台です。
白ワインはどんなタイプが合う?
レモン/ライムの酸に調和するキレとミネラルのある辛口白が安心です。
スパークリングは?
気軽に飲める辛口スパークリングや微発泡の白が
柑橘と魚介の組み合わせに抜群の相性です。
ロゼはどんな時に向く?
タコ・イカ・エビなどを使い、にんにくやハーブも加えるタイプなら
キリッと辛口のロゼも好相性です。
オリーブオイルは入れた方がいい?
本来オイルは加えませんが、少量のオリーブオイルを足すと
ワインとのなじみがさらに良くなります。
日仏の専門家によるボジョレーヌーヴォー2025のテイスティングコメント
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