お皿が透き通って見える美しいてっさ(ふぐの刺身)。日常では頻繁に登場しないご馳走には、爽やかな白ワインやスパークリングで愉しみましょう。
ふぐ刺し(てっさ)とワインの基本ペアリング
お刺身の中でもとびきりの美しさと繊細な味わいのふぐの刺身のポイントは、繊細な旨みと一緒に味わうねぎ、もみじおろしといった薬味です。淡麗で香りや酸味の主張が穏やかなタイプの白ワインが好相性。繊細な泡のスパークリングワインもオススメです。
「てっさ」はふぐの刺身
薄く綺麗に盛り付けられたふぐ刺しは見た目も美しく、刻んだ青ネギともみじおろし、ポン酢と合わせていただくと、ふぐの淡白な味わいを引き出し、絶妙な美味しさです。日本酒だけでなく、ワインとも美味しくいただけます。
ふぐは豪華なご馳走の代表格。食べ方は色々ありますが、ふぐの食感をダイレクトに楽しみたいなら、ふぐのお刺身「ふぐ刺し」。てっさとも呼ばれ、その由来は江戸時代まで遡り、ふぐは当たると死ぬことから、鉄砲の刺身=てっさとなったのだそう。
秋が深まると天然物のふぐが解禁になり、寒い季節に美味しくなる「ふぐ」、養殖が盛んになったこともあり、一年中手に入るようになりましたが、やはり天然物の方が淡くきれいな味です。
白ワインとふぐ刺しのマリアージュ
淡く繊細なふぐ刺しには、さっぱりした辛口白ワインがおすすめです。舌にまとわりつかないふぐの心地いい食感には、香りも強すぎず、酸味も優しいワインのほうが、より寄り添ってくれるでしょう。
スパークリングワインとふぐ刺しのマリアージュ
ふぐ刺しとスパークリングワインを合わせたい時は、シャンパーニュのようにコクが強いと、どうしてもワインが勝ってしまいます。そこで繊細で少し控えめなカヴァやドライなクレマンとペアリングさせるのがおすすめです。
最近は通販も多く、またスーパー等で鮮度のいいふぐ刺しに出合えることもあるので、是非ふぐの美味しい季節に楽しんでください。