秋の声を聞くとなすのおいしさとともに頭をよぎる田楽。なすや豆腐、こんにゃく、生麩などに甘辛い味噌を塗って焼いたこの料理には、味噌の甘さに寄せた甘めのワイン、味噌の熟成感に合わせた赤ワインなどがおすすめです。
田楽とワインの基本ペアリング
田楽のポイントは、甘めの味噌。食材との合わせもありますが、まずは田楽味噌の味が重要になります。
白味噌ベースの場合、甘味が強いので、甘口のワインを合わせることでバランスをとることができます。あるいはいっそ、全く甘さのないドライなシェリータイプのお酒も良いでしょう。
赤味噌ベースの場合、お味噌の熟成感やコクがあるので、ある程度の時間が経って渋みが柔らかくなり、鰹節のような熟成感を感じられる赤ワインはいかがでしょうか。
田楽とは|もっと詳しく知りたい方のために
赤味噌や合わせ味噌、白味噌に、砂糖、酒、みりんを加えて火にかけ鍋で練った田楽味噌を食材に塗って焼いた料理、田楽。
なすは素揚げにすることで、油と相性のいいなすにコクが加わり、そこに甘めの田楽味噌がぴたりとハマります。豆腐やこんにゃくなど、素材の味わいが大人しめの食材も、田楽味噌がいいパンチとなって、お酒との相性がとてもよくなります。もっちりとした生麩の田楽も独特の食感と田楽味噌の味わいがマッチして、生麩料理の人気の食べ方の1つです。
白ワインと田楽のマリアージュ
田楽味噌の甘さから、酸味の強い白ワインやフルーティな白ワインはその良さがかき消されてしまいます。甘口タイプの白ワイン、あるいは振り切って超ドライなタイプがおすすめです。
¥3,080(税込)
優しくフレッシュ、ほどよい甘さと爽やかな酸味が楽しめる甘口白。グレープフルーツやマスカットの生き生きとした果実味に、ほんのりとした甘みが調和 。夏の夕暮れやパーティなどでよく冷やして楽しみたい、ガスコーニュ地方のやや甘口の白ワイン
なすや生麩など、油を使った素材には、甘口タイプのスパークリングもおすすめです。
¥5,720(税込)
ぶどうの糖分と天然酵母だけで醸造する、SO2無添加・無濾過の希少な「古代製法」スパークリング。白い花や青りんごの香り、身体に染みわたる優しい甘さ、程よい酸味。アルコール8%程度で飲みやすい一本
対極のワインを合わせるという形で、ドライで酸味が穏やかなタイプもどうぞ。
¥3,520(税込)
複雑味が魅力の重みのある地中海の白ワイン
洋梨、シナモン、黄色い花の複雑な香りとドライな果実味。地中海ワイン特有のトロンとした口当たりで、豊富な酸味と長い余韻、旨みが魅力の伝統的なスタイルの辛口白
¥6,490(税込)
幻の品種マルヴァジア。白ワインの概念を覆す唯一無二の1本
絶滅危惧の品種マルヴァジア デ シッジェス100%。生薬や熟成した蜂蜜、藁の香りに濃い熟成香。まろやかな重みと強い酸味、若干の甘味が調和した、赤ワインと比肩する唯一無二の重口辛口白
赤ワインと田楽のマリアージュ
赤味噌の田楽の場合、味噌の熟成感や強さを考慮に入れつつも、渋みや酸味が突出しないタイプの赤ワインがおすすめです。
¥2,970(税込)
フルーティ&凝縮感。チャーミング&骨格の土着品種
濃いカシスやスミレの凝縮されたアロマに、紅茶の香ばしさが加わる。酸味、甘味、タンニンがしっかりと感じられ、濃厚なフルーティさとバランスの取れた飲みごたえが魅力のヴェネトの土着品種赤ワイン
¥2,310(税込)
絶妙な樽使い。まろやかで飲み疲れない高コスパ赤
ハンガリーオークで熟成。ベリーやスミレ、カカオやチョコレートなどのグルメなアロマ。酸味が控えめで口当たりがまろやか。樽由来の甘いニュアンスが調和した秀逸な赤ワイン
ちょっと変わり種、微発泡のこんな赤ワインも茄子や生麩の田楽にはおすすめです!
¥4,620(税込)
ラズベリージャムやスミレの瑞々しい果実のアロマが泡と共に立ち上る微発泡赤は元気の出る美味しさ。きめ細かな泡と溌剌とした酸味、ソフトなタンニンが絶妙なバランスのフレッシュで飲みやすい中口の赤ワイン。
シェリー タイプ ワインと田楽のマリアージュ
甘さや酸味は感じないけれど、アルコールの高さと余韻の長さが印象的なドライなシェリータイプは、田楽の甘さや味噌の強さにも寄り添って、箸が進む組み合わせです。
¥4,730(税込)
コルドバの風を感じる淡い辛口シェリータイプ
パリド=「淡い」の名の通り、軽やかな辛口白。ビターアーモンドやイーストの香りが心地よく、アペリティフにぴったり。生ハムなどのタパスやドライフルーツとも好相性な1本
¥5,170(税込)
アルコール無添加の極辛口。伝統製法の希少な「シェリー」タイプ
古来製法の極辛口のこのシェリータイプは非常に珍しいアルコール無添加。ドライフルーツやヘーゼルナッツの芳醇な香りに、フロール(酵母膜)が生み出す独特の風味と滑らかな口当たり
田楽味噌を常備しておけば、素材に塗って焼くだけの手軽な料理。ワインの進むしっかりとした味わいの田楽をぜひ好みのタイプのワインと合わせてみてくださいね。
田楽(でんがく) × ワイン よくある質問
基本の方向性は?
田楽は甘めの味噌が主役。まずは味噌のタイプ(白味噌/赤味噌)に合わせてワインを選ぶのが近道です。
白味噌ベースには何を合わせる?
甘味が強いので、甘口ワインでバランスを取るのが基本。あるいは発想を変えて、全く甘さのないドライなシェリータイプで切るのも手です。
赤味噌ベースには何を合わせる?
味噌の熟成感とコクに寄り添う、時間が経って渋みが和らいだ赤ワインを。だしや鰹節のような熟成ニュアンスと調和します。
なす田楽に合うスタイルは?
素揚げでコクが増したなすに、甘めの田楽味噌が重なるので、白味噌なら甘口ワイン、赤味噌ならやさしい熟成赤へ。油分と甘みを心地よくまとめます。
豆腐・こんにゃく田楽に合うスタイルは?
素材そのものは大人しめ。味噌の甘辛が前面に来るため、白味噌なら甘口、赤味噌ならまろやかな赤が活きます。
生麩田楽には?
もっちりした食感と味噌の甘みには、白味噌=甘口ワインが無理なくフィット。赤味噌なら渋み控えめの熟成赤で。