フランス・アルザス地方の郷土料理、タルトフランベ。長方形や円形の薄いピザ生地にチーズやベーコン、玉ねぎ等をトッピングして焼き上げたお料理です。もちろん合わせるのはアルザスの白ワインです。
目次
タルトフランベとワインの基本ペアリング
タルトフランベはトマトソースを使わないので、白ワインと相性抜群です。「郷土料理には同郷のワイン」というセオリーどおり、アルザスの白ワインがよく合います。人気のレシピ別に選んでみましょう。
タルトフランベとは
アルザスでは昔から農家でパンを作る習慣があり、余った生地で窯の温度を確認する為に作られていたのがタルトフランベの始まりと考えられています。火をくべて熱したばかりの窯はパンを焼くには熱すぎるので、高温での調理に向く薄焼きのタルトフランベを先に焼いて温度を調節したのです。アルザス発祥のこの料理も、今ではパリや東京のビストロでも、ワイン片手に気軽に楽しまれています。
トラディショナルなタルトフランベとワインのマリアージュ
フランスのフレッシュチーズ、フロマージュブランと、ベーコン、玉ねぎが乗った「トラディショナル」には、リースリングが好相性です。リースリングの酸味がフロマージュブランの優しい酸味と同調するだけでなく、リースリングはコクもあり、ベーコンの旨味や生地の香ばしさにもぴったりです。
グラティネのタルトフランベとワインのマリアージュ
トラディショナルに使われるチーズはあっさりしたフロマージュブランですが、さらに上からグリュイエール等の溶けるタイプのチーズをかけて焼いた「グラティネ」にはピノグリがおすすめ。料理とワインのコクが同調して引き立てあい、ベストマリアージュです!
マンステールのタルトフランベとワインのマリアージュ
アルザスのチーズ、マンステールを使ったタルトフランベ。アルザスを代表する個性の強いウォッシュチーズなので、ワインも負けないくらいの風味を持つゲヴェルツトラミネールがぴったり。地元でも大人気の組合せです。
アレンジタルトフランベとワインのマリアージュ
他にも、旬の食材やフルーツを使ったもの等、タルトフランベはアレンジも自在で、生地が薄いので何種類でも食べられます。そんな時は、アルザスのスパークリングワインのクレマンダルザスや、アルザスの主要品種がブレンドされたエデルツヴィッカーもおすすめです! どちらもバランスがいいので、幅広く合わせられます。ぜひお試しください。
手作りもできるタルトフランベ、ぜひワインとの美味しいマリアージュを楽しんでください。